やぎさわ便り八木沢里志 公式サイト

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2025.01.25 Sat.

マイブームはたい焼き

最近、うちの近所のできたたい焼き屋のたい焼きにはまっています。

たい焼きって、2種類のタイプがありませんか。1つは生地が薄皮でカリカリのタイプ。もう1つは生地がホットケーキのようにふわふわなタイプ。

以前よく食べていた湯島のたい焼き屋さんのはカリカリの薄皮だったのだけれど、近所にできたお店はふわふわタイプ。「カリカリが好きなんだけどなあ」と思いつつも、妻と一緒に食べてみたら、「ふわふわもいける!」となって、それからよく食べています。

というわけで、今日も食べました。一番のお気に入りは、紅はるかの餡の入ったたい焼き。芋の控えめでやさしい甘味と、ふわふわの生地の相性がすごくいい。出来立てだと、手に持っているだけでそのあたたかさと一緒に幸せな気持ちが伝わってきます。うん、冬のたい焼きはいいですね。

ところで、写真は最近献本をいただいたばかりの、イギリスで去年の年末に刊行された『森崎書店の日々』の特別版。『森崎〜』と『続・森崎〜』の2冊が1冊にまとめられています。

ヨーロッパではホリデーシーズンに家族や友人に本をプレゼントすることが多いそうで、その時期に特別仕様という形で刊行されました。ありがたいことです。

ちなみにこの本、限定版として1000冊のサイン本が作られたのです。去年の夏くらいに、それはもう必死になってサインしたのを覚えています。1000冊にサインってなかなか大変です。家で妻に協力してもらいながら、寝る間を惜しんでサインしました。現地のみなさんに喜んでもらえたなら、そんな苦労も吹っ飛びますけれど。

あと写真に体だけ写っているのは、ジウさん。写真撮影していると、いつも近くに寄ってきて「なんだ、なにしんてだ?」と邪魔してくるのです。あるいは本人は応援のつもりかもしれないですが。

まあそれはともかく。とりあえず、我が家ではしばらくたい焼きブームが続きそうです。うまうま。

2025.01.23 Thu.

美味しいほっけ

今日の夕飯は、ほっけでした。去年のふるさと納税の返礼品に注文したのが先日届いたのですが、その量が想像の3倍くらいの量で、これはどんどん食べていかないと!となりまして。

我が家ではあまり魚を食べないのですが、塩焼きにしたほっけは大変美味しかったです。脂ののった身がぷりぷりに詰まっていて、食べ応えも申し分なし。出汁醤油をかけた大量の大根おろしとの相性が抜群。

きのこの炊き込みご飯と味噌汁もつけて、それだけでもう最高の夕飯。僕も妻も大満足です。

ところで、うちは、僕も妻もけっこう食の趣味が似ています。なので、何を食べるかで揉めることってほとんどありません。

前にも書いた気がするけれど、結婚相手を選ぶ際、食の好みが似ているかってけっこう重要な部分になる気がします。なにしろ、一緒に住み始めたら毎日一緒にご飯を食べることになるわけですから。そういうわけで、うちは非常にラッキーだなあと思います。

食の好みが似ていると、一緒にスーパーに行って、夕飯を何をするか相談しながら決められるのもいいですね。でも、買い物している時に、妻がいかに僕のことを信用していないのが露呈することがあります。

僕が野菜やら何やらを野菜売り場から選んで、カゴに入れるとします。すると、妻が目を光らせて、そのカゴに入れた野菜をいちいちチェックします。そして、大半の確率で自分で選び直し、僕が選んだ商品はそっと売り場に戻します。

要は、僕の目利き能力を少しも信用していないのですね。他の日常生活の中でも、「どうも信頼させてない気がする」と思うことはしばしばあります。

なので、「僕のこと、信用してないよね?」とたまに聞くのですが、「うん、いつもぼけーっとしてるから信用してない」と、身も蓋もない返事が返ってきます。ひどいですね。

でも、なんとなく言わんとしていることはわかります。僕は大体において、ぼけーっとしているので自分でもあんまり信用していないところがあるのです。

いつか妻に信用してもらえるようになるでしょうか。たぶん無理な気がします。それでもまあ、頑張って生きていきますけど。

2025.01.22 Wed.

さんぽ日和

今日はとてもあたたかい一日でした。

こんな日は、散歩に限る。ということで、昼過ぎから長い散歩に出ました。

僕は散歩に行くと、だいたい10キロくらい歩きます。と人に言うと、「そんなに歩けるもの?」とか「ストイックですね」と言われたりするのだけど、全然そんなことはなく、ゆったりしたペースでぼちぼち歩くだけなので、あんまり疲れることもありません。

歩くことの素晴らしさって、個人的には思考の整理ができるところですね。家でああだこうだ考えているよりも、歩きながら考えてる方がポジティブに考えられるし、なんなら悩んでいたことや怒っていたことも、「そんなに大したことじゃないなあ」とちょっと違った視野で見ることができます。

頭だけで考えていると、どうしても視野が狭くなってしまいがちなことも、パッと開かれていくような感じ。そして「なーんだ、深刻ぶってたけど全然大したことないなあ」と思えたり、ただ空の美しさや頬にあたる風の冷たさなんかに意識を向けていると、そもそも悩み事なんてなくなってしまったり。

僕は長いこと、メンタル不調で苦しんだ時期があるのだけど、その時は本当に毎日のように歩いていました。歩きながら、ボロボロ泣いたりしたりもよくしていました。道行く人からしたら、ちょっと怖かったかもしれない。

でも、それは確実に自分の癒しの時間になってくれた気がします。歩いていれば、いずれ必ずどこかに辿り着けます。それだけでも歩かないでじっと悩んでいるよりも、ずっと意味のあることのような気がします。

というわけで、今日も歩いてきました。最近は以前のようにあまり大きな苦しみや悩みもなく、ただただ、いい気分で歩くことが多いです。

そんなふうにいい気分で歩けることって、本当はすごく幸運なことなのだと思います。普通に暮らしていると忘れてしまうけれど、でも当たり前じゃない。だから感謝は忘れないように。

そんな心持ちで、これからもたくさん歩こうと思います。

2025.01.21 Tue.

ホース・ガール

週に4日くらいジムに行って体を動かすようにしています。そうでもしないと、根っからのインドア派である自分は全く運動しないことになってしまうので(散歩は大好きなのだけど、すごくのんびり歩くのであんまり運動している感はない)。

というわけで、今日もジムで5キロ走るのと、マシンをいくつかやってきました。ジムの日の一番の楽しみといえば、「やれやれ疲れた」と思いながら帰ってきて、リビングのソファにごろんと寝転がって20分ほど昼寝することです。

体と心がリラックスしている時にする昼寝って最高に気持ちいいです。今日も「うへえ、気持ちいいなあ」と思いながら昼寝しました。まるで天国に行くかのような心地。死ぬ時も、できればこんな感じでお願いしたいです。

人間の体って不思議なのもので、「20分で起きよう!」と思って寝ると、目覚ましかけなくても、ちゃんと20分後くらいに目が覚めまてくれます。あるいは僕だけでしょうか。いつかうっかり、数時間寝こけたりしちゃうかもですが。

ところで最近、お気に入りのバンドはホース・ガールです。このPVの曲がめちゃくちゃかっこよくて、毎日のように聴いています。

ヨ・ラ・テンゴとかペイブメントとかオルタナ系ロック好きはきっとドンピシャだと思うのです。この奇妙でピッチがちょっとずつずれていくギターリフとか、たまらんです。他の曲もいい感じにダークさがありつつ、ひねくれ感もありつつ、クセになります。キラキラさとか皆無です。

彼女たちが何者なのか実は全然知らないですが、とにかく今一番聴いております。日本にライブとか来たりするんでしょうかね。その際は、ぜひ行ってみたいけれど、世の中の情報に疎いので知った時には終わっていそうな気もします。まあ、それもまた人生ですね。

2025.01.19 Sun.

韓国版『続・森崎書店の日々』

今朝もトトは僕を起こしにきたと思ったら、案の定掛け布団の中に入ってしばらくその中でゴロゴロタイムがはじまりました。かわいいからいいのだけど、君は起こしにきてくれたんじゃないのか。

そして、そのあとでジウと散歩に行こうと家を出たら、うちの扉の真ん前に犬(?)のフンが落ちていて、あやうく踏むところでした。

おそらく散歩していた飼い主がそのまま放置していってしまったんでしょうが、家の前のはさすがに片そうよ……。日記で書くほどのことでは絶対ないと思うのだけど、まあ普通に生きてるとそんなに大きなことなどそう起きませんね。せいぜい玄関前に置かれた犬のウ○コにびっくりするくらいです。

ところで写真は、韓国版の『続・森崎書店の日々』。献本をいただいたので、せっかくなので載せておきます。なかなかポップなカバーではないでしょうか。貴子が書店の2階の部屋で本を読んでるシーンのようですね。

韓国では日本の小説が人気だそうで、僕の本も全て韓国での翻訳化が決まっていて、これからも刊行されていく予定です。韓国の読者は、僕の作品を読んでどんな感想を持つのでしょうか。楽しんでくれればいいなあと願っています。まあ、ここまで感想が届くことって基本ないですけれど。

そういえば、『不便なコンビニ』で知られる韓国の小説家・キム・ホヨンさんと3月に神保町の某書店で対談イベントをするになっています。日本と韓国のヒーリング小説の書き手の意見交換みたいな場を想定してるのかな? 

イベントについては、また詳細が決まったらこちらのサイトでもおしらせしようと思います。どんな話題が飛び出すのか、僕もちょっぴり緊張しつつ楽しみにしております。間違っても犬のウ○コの話なんてしたらダメですね。気をつけます。

2025.01.18 Sat.

朝とトト

朝はいつも必ず起こしにきてくれるトトさん。

というより、こちらが起きるのを見張っています。そして、こちらが目を覚まして上半身を越すと、「わーい!起きた起きた!」と大喜びでベッドに飛び乗ってきます。そして、一緒にリビングに行くまでが朝の儀式となっています。

でも最近は寒いからか、僕が起きて上半身を起こし、トトがベッドに飛び乗ってまでは同じなのだけど、そこからトトが僕が使っていた掛け布団にごそごそ入っていくという謎の工程がひとつ増えました。

人間の体温であたたかいのがいいのか、せっかくこっちが起きる気になっているのに、なかなか布団の中に入って出てきてくれません。

でも、布団の中でゴロゴロゴロゴロと超ご機嫌に喉を鳴らすので(トトのゴロゴロがめちゃくちゃ大きい)、なんだか引っ張り出すのも可哀想なので気が済むまでそうしておいてあげます。そういうわけで、今日も起きてからしばらくトト待ちの謎の時間が発生しました。

「そろそろ出てきたら?」とこっちが声をかけても、ゴロゴロとずっと喉を鳴らしてなかなか布団から出てこないトトさん。

君は僕を起こしにきたのじゃないのか?ミイラ取りがミイラになるとはこのことじゃないだろうか。

だいたい5分くらいすると満足して出てきます。そして、「じゃあ、そろそろリビングに行きましょうか」という顔でこちらを見てきます。うん。こっちが待ってたんだけどね。

別にいいんですけどね、なんかでもちょっと朝から釈然としない気持ちになります。

明日の朝もきっと起こしにきてくれることでしょう。そして謎のトト待ちの時間が発生すると思われ。まあいいんです。猫と一緒に暮らしている人間なんて、そんなものですから。

2025.01.17 Fri.

アバウト・ア・ボーイ

今朝もとっても寒かったです。ジウと散歩に行ったものの、ジウも寒がってすぐに家に帰ってしまいました。

普段、ジウは犬みたいには家に自分から帰ってくれないいので、途中で僕が抱っこして連れて帰るのだけど、その気になれば自力で家に帰れるのがわかった朝でありました。普段から自発的に家に帰ってほしいものですが。

こんな寒い日は、外出せずにぬくぬくとあたたかい家で読書に限ります。

というわけで、最近はイギリスの作家、ニック・ホーンビィの作品を続けて読んでいます。

大晦日の夜に自殺するために屋上に行って鉢合わせてしまった4人の間に生まれる奇妙な絆を描いた『ア・ロングウェイ・ダウン』。

破綻した夫婦生活を送っていたはずが、妻が離婚したいと切り出したことから、なぜか皮肉屋の夫が加速度的にいい人になってしまう家族の混乱を描いた『いい人になる方法』。

父親の印税で暮らす働かない主義の中年男・ウィルと、家庭にも学校にもトラブルを抱えている12歳の少年マーカスがあるきっかけでおかしな交流が生まれる『アバウト・ア・ボーイ』。

どれもとっても面白いけれど、一番好きなのは映画が日本でも大ヒットした『アバウト・ア・ボーイ』でしょうか。

ニック・ホーンビィの魅力はなんと言っても、その会話のセンスじゃないかと個人的には思っています。登場人物たちが一癖も二癖もある人たちなのに、「ひどいやっちゃなあ」なんて笑いながら読んでいるうちに、どんどん憎めなくなってくる。もちろん翻訳者の腕がいいのもあるのでしょうが、とにかく軽妙に続く会話の応酬がとても楽しいです。

『アバウト・ア・ボーイ』は20年前にも一度読んだのだけど、その魅力は今もちっとも変わらなかったです。勢いづいて映画版も観たのだけど、キザ男・ウィルを演じているヒュー・グラントが流行り役すぎて、どこから見てもウィルにしか見えないという。

この作品は原作と映画で結末部分が大きく変わるんですよね。20年前は原作の展開がどうにも地味に思えて映画版のしっかりカタルシスのある展開が好きだったのだけど、今回は映画はどうもわかりやすすぎて原作の展開の方がいいなあと思ったのでした。人間の好みって、20年で変わるものですね。

ニック・ホーンビィの本は翻訳本はあらかた読んでしまいました。まだ未訳の作品もあるので、もっと日本語版が出るといいなあと願いをこめつつ。

さて、次は何を読もう。寒い冬は読書がはかどりますな。

2025.01.16 Thu.

体内時計

今日は朝からとても寒かったですね。ちょっと外に出ただけで、北風が吹きつけてきてきました。明日もこんなに寒いんでしょうか。

さて、これを書いているのは、夜10時。

10時といえば、うちではイベントがあります。といっても、人間のためのものではなく、猫のイベント。

毎晩、夜10時が、ウェットのごはんをあげる時間なのです。猫って体内時計がすごくしっかりしています。「食べるの大好きガール」のトトは、10時が近くなるとそわそわと人間のそばを歩き回りだして、10時をちょっとでも過ぎると「ごはんは? お約束の時間ですよね?」と耳元でずっとニャアニャア抗議をはじめます。

時計を見るわけでもないのに、その正確さ。しかも、毎日。人間には無理。そういうのを目の当たりにすると、人間っていつの間にか、生き物としての本能を失ってるんだなあ、としみじみ感じます。まあ体内時計というか、腹時計とも言えそうですが……。

しかしその10時にウェットをあげるというのも、人間側(僕と妻)がなんとなく作ったルールで、トトと約束を交わしたわけでもないのです。

ところが、トトさんときたら、

「約束しましたよね? 10時はウェットの時間ですよね? 約束したのだから、あなた方はちゃんと守る義務がありますよ。さあ、早く立ち上がってウェットの用意をするのです!」

と脅してきます。

今もこれを書いてる横で、本当にニャアニャアうるさいです。しびれを切らして、ちょっともうキレてる?って感じの声を出しています(笑)

かわいそうなので、書くのはこの辺で切り上げて、ご飯をあげることにします。

でも繰り返すけど、別に10時にウェットをあげると言う約束をしたわけじゃないんですけどね。なんか、今ではそんなことは口が裂けても言えない雰囲気になっております。猫と人間の共生もなかなか大変ですね。

2025.01.15 Wed.

鼻を噛む猫

ジウは朝、僕がなかなか起きないと業を煮やして起こしにきます。

まずは、ベッドに飛び乗って耳元で「ワウワウ」と起きろ攻撃。それでもこちらが起きないと、本気モードになって、寝ているこちらの鼻を噛んできます。

こっちが嫌がって何度寝返りを打っても、執拗に鼻を狙ってくるのが、なんとも性格が悪い!「おい、起きろよ起きろ!」とこっちが根負けするまで続けます。おまけに、運が悪いと牙が鼻に刺さって流血沙汰になります。

今までに、夢うつつでいるところにガブッとやられて、叫んで飛び起きたことが数度あります。あとで鏡を見ると、鼻のてっぺんに穴が空いていて、血がタラーッと垂れているはめに。今も跡がしっかり残っています。

さすがにこれはあんまりだろう、と妻に怒るのですが(なぜなら本人に怒ってもしょうがない、というか、相手にされない)、「さっさと起きない自分が悪いんだよ」と根っからのジウ党の妻は、絶対にこちらの味方になってくれません。ひどいです。

しかも、ジウが鼻を噛んでまで起こすのは、僕だけ。なぜなら、散歩に行くのが僕だから。妻は僕が悲鳴をあげているのをよそに、「あんまうるさくしないでえ」とか言いながら、いい気に寝ていたります。さすがに、ひどくないですか?

そういうわけで、今日もしばらく抵抗していたのだけど、ジウが本気モードにだんだん入ってきて、こちらの鼻を狙い出したので、慌てて飛び起きました。もう鼻のてっぺんに穴を開けられるのは、こりごりなのです。

昨日ジウのことを褒めるような日記を書いておいて、なんですか、こいつにはそういう悪猫の部分もあるのです。すべてのものには、光と影あり。今回は、ジウの影の部分について書かせてもらいました。

それにしても、起こすために飼い主の鼻を噛む猫って、どのくらいいるのでしょうかね?そういう話を聞いたことがありません。

もしかして、ジウだけなんでしょうか?となると、その責苦を受けているのは、世界中で僕だけということになりませんか。

考えると、恐ろしいです。

2025.01.14 Tue.

ジウの効能

今朝はジウと散歩中にたくさんの人に声をかけられました。暖かったし、散歩している人たちも心なしかご機嫌だったからでしょうか。

ときどき会うおじさんがここぞとばかりに近づいてきて、「猫ちゃ〜ん、会いたかったよ〜」とジウの頭を撫で回していました。目尻が下がりまくって、本当に猫好きなんでしょうね。一緒にいた数名の方に囲まれて、「猫って散歩するんですか?」などと質問攻めに。

おじさんたちと別れたあとも、道行くおばあさんにも「かわいいですね!」とニッコニコの笑顔で声をかけられました。こういうとき、何て答えればいいのか一瞬迷いますが、せっかくうちの愛猫を褒めてくれているのだから、「ありがとうございます」と素直に答えるようにしています。ジウは素知らぬ顔で歩き去ろうとしますが。もうかわいいと言われ慣れすぎて、なんとも思っていないご様子。

なんにせよ、一瞬でもみなさんを幸せにできたのなら、言うことなし。すごいね、ジウは!

小説家なんてやっていると、外部との接点が気がついたら全然ない!みたいな日々を送ることになったりします。この1ヶ月、妻以外の誰とも話していない、とかね。

それはやっぱりちょっとさみしいし、孤独を感じたりもするのだけど、こうしてジウと散歩に行った時、わずかでも人との交流があったりすると、いい気分転換になります。自分の殻から抜け出せる、僕にとっては貴重な時間です。

そういう意味でも、ジウがみんなから声をかけられるのはうれしいことです。まあ、主役はジウ。僕はあくまでその従者というだけなのですが。それでもジウと散歩に行くのって、すごく楽しいです。

そんなわけで、また明日もジウと散歩に出るのです。