2024.08.06 Tue.
嫌いな人
今日も朝のジウとのパトロールからスタート。家の近所を一人と1匹で練り歩く。ジウは何か怪しいものがあると、立ち止まってはクンクンと執拗に匂いを嗅ぐ。
私からすると、なんの変哲もない道路なのだけど、「む!ここはなんか怪しい匂いがするぞ!ちゃんと確認しないと!」ということらしい。まあ、君のおかげで町の平和は守られているということにしておく。ありがとう、ジウ。
今日はなんとなく嫌いな人のことをやたらと思い出してしまう1日だった。「なんであんなこと言うんだろう」とか「あの人のああいうところが嫌なんだな」とか。全く無意味な思考であるのは重々承知しているけれど、これがなかなか手強くて止められない。
でも、以前に比べて嫌いな人が周囲からだいぶ減った。数年前までは自分の周りには嫌いな人があふれていたけれど(それもどうなのかと思うけど)、最近は数えられるほどもいない。
考えてみれば、以前は「人を嫌いになってはいけない」といつも心の中で思っていた。でも、その思考こそが嫌いな人を身近に置いてしまう原因なのだと気づいたので、最近は「嫌ってもいい、人間なんだから好き嫌いはあって当然」と開き直るようになった。
すると不思議なことに、身の周りにいた嫌いな人が気がつけばずいぶんと減ったのだった。「人を嫌いになってはいけない」という本心に抵抗する気持ちが、逆に嫌いな人を引き寄せてしまっていたのだろうな。今になってやっとわかる。
なので、最近は安心して嫌うようにしている。
とはいえ、嫌いだから呪ったり不幸が訪れたりを願うわけではない。嫌いな人でも、幸せでいますようにという慈悲の気持ちをなるべく持つようにしている。まあいつもは難しいけれど。
でも、それこそが自分の心を救うことにもつながるのだと思う。嫌いなのはしょうがない。でも、そこから恨みや憎しみの感情を生み出す必要はないわけで。自分にとって嫌いな人でも、誰かにとっては大事な人で、そして誰もこの世界で幸せに生きたいと願っているわけで。
だから、こっそり幸せを願うくらいの余裕ある気持ちでいるのが大事だと思う。すると、またそれも不思議なことに、「嫌い」と思っていた心がなくなって、その人と普通に接することができるようになる。結果、嫌いな人が減るという好循環が起こる。
と言うわけで、今日も嫌いな人のことがしばらく頭から離れなかったけれど、しっかり幸せを願っておいた。僕の嫌いなあなた、どうぞ幸せに。

2024.08.04 Sun.
海外ミステリー
なんとなく海外ミステリーが久しぶりに読みたくなって、購入した。
「自由研究には向かない殺人」という作品。で、自分はミステリーとか読み出すと先が気になって気になって、止められなくなってしまう。妻からも「ハマりやすい。それしか見れなくなるよね」と言われている。そうなんです、自覚あるんだけど。アルコール飲めなくてよかった、飲めたら中毒になっていたかもと思う。
結局深夜2時くらいに読み終わるまで読み耽ってしまった。夜更かししないように気をつけているのだけど、久しぶりにやってしまった。
でも本は面白かった。ミステリーとしても青春小説としても楽しめて、これぞエンタメって感じの雰囲気を堪能できた。なので朝、猫たちにいつもの時間に叩き起こされるはめになって寝不足でつらかったけど、後悔はない。でも1日眠かった。

2024.08.03 Sat.
ああ、クリームパン
今日も暑い中、ジウと散歩に。ジウは散歩中、人と遭遇するといつも鳴いて挨拶する。
もともとダミ声なので、「ニャア」ではなく「ワーウ」という感じ。本人としては、「おはよう」とでも言っているのかな。とにかく誰彼かまわず挨拶して、時に挨拶された人がちょっとびっくりすることになる。
今日も前から歩いてきたおばあさんに、ジウは元気に挨拶。すると、おばあさんは一度立ち止まって不思議そうに目を細めてジウを見てから、「ネコ!」と叫んだ。犬の散歩中だとに思っていたのに猫で、おまけに挨拶までされたのでびっくりしたらしい。
「そうです、猫なんです」と僕が言うと、「あらー、猫もリードで散歩するのねえ」と感心した様子。その間もジウがずっと足元でワウワウ言ってるので、「何か必死に言ってるわね」と若干困惑していた。出会った人に挨拶するのが趣味なのだと言うと、笑っていた。
と、朝の散歩はそれでおしまいで、その後はちょっと仕事したりしつつ、その後ジムのプールでたっぷり水中ウォーキングして、合流した妻と近所の美味しいパン屋さんでパンを大量買い。いつも大行列になる人気店なのだけど、さすがにこの日差しなのでお客さんも少なく、並ばずに入れた。
ここのクリームパンが本当に本当に美味しい。なにしろパンもクリームもとろとろ。もう手に取った瞬間に崩れてしまいそうになるほどやわらかい。なのでつぶしてしまわないようにそっと持って、食べる。クリームはどうやって作ったらこんなにクリーミーになるのかというくらい。カレーパンが有名なお店なのだけど、個人的にはここのパン屋のクリームパンは世界一だと思っている。
パンって本当にしあわせな気分にさせてくれる。その匂いを嗅いでいるだけで幸せ。というわけで自分の分だけでも3つもクリームパンを買ってしまった。そして、ホクホクした気持ちで帰ったとさ。

2024.07.31 Wed.
殺戮の天使トト
今朝はひさしぶりに曇りだったので、ジウもはりきって散歩へ。日差しがないおかげで人間もだいぶ楽、ジウも途中でぐったりして歩くのをストライキすることもなく、家まで無事帰ってきた。
我々が散歩している間、トトは庭でお留守番しているのだけど、なにやらひとりで興奮している。そのまま我々が家に入ると、トトも入ってくるがその口には何かを咥えている。ぽとっと床に落としたものを見ると、トカゲさんだった。
かわいそうにトカゲさんは、すでに天に召されていた…。その凄惨な現場を見て、「ひっ!」と思わず本気の悲鳴が出た。
そうだった。夏になるとトトは庭にいるトカゲさんを見つけては狩り、そして自慢げに家に咥えてくるのだった。悪気はないし、猫の習性なのだろうけれど、しかしこれはむごい。
トカゲさんもうちの庭にいたせいで、こんな凄惨な事件に巻き込まれてしまって……申し訳ない。トカゲさんたちも連絡網とかで「あの家にはヤバいのがいるから近づかない方がいい」とか情報を回して、うちには来ないでほしい。
仕方ないので、亡骸は僕が庭の土に還してやることに。トトは心なしか誇らしげな顔でそれを見ている。女の子なのにね。天使みたいにかわいいのにね。夏になると、殺戮の天使になっちゃうんだよね。
トカゲさんのご冥福を祈る。そして、まだいるであろう庭のトカゲさんたちのためにも、トトはなるべく外に出さないようにしようと誓った。(でも、言うこと聞くタマじゃないのだけど)
2024.07.30 Tue.
毎日が奇跡
毎日、同じような日々を過ごしている。
起きて、家で執筆したりぼーっとしたりちょっとだけ運動してみたり。
ともすれば、毎日全く同じようにも思ってしまいそうだけれど、その中で味わうことや心の流れは全然違う。大事なのは、きちんと心を自分に向けていること。そうすれば、少しの変化でさえも、心にはとても新鮮に思える。
奇跡のようなことが起きるのを待つ生き方ではなく。
毎日が奇跡と思って生きる。
そんな日々を大切にしていきたい。
2024.07.29 Mon.
バンギャルのような猫
今日も朝から暑い!思わず外に出て、「えっ?」と誰にでもなく問いかけてしまったほど。
この暑さの中を駅まで歩くのは無理と言う妻を寝起きで今日も車で送っていく。車中で、僕が起きるのを寝室の前でいつも待っているトトの健気さが話題に。まるでバンドマンがライブ後に出口から出てくるのを出待ちしているバンギャルのようだとうちでは噂されている。
家に帰ると、暑い中を今日もジウは散歩に行くと言う。仕方ないから連れていくと、途中の道端で横倒しに倒れて、身動きしなくなる。暑いんじゃん、やっぱり。
仕方ないので抱っこして連れて帰ることに。抱っこされながら、「俺はまだやれる!」とでも言いたげにずっとワウワウ鳴いていたけど。君を抱っこして猛烈な日差しの下を歩くこっちの身にもなってほしいものだ。案の定、家に入ると涼しい場所を見つけてそこから一切動かなくなるし……。
可愛くなかったらお仕置きしてるところだよ、君。
そのあとは、元気いっぱいのトトが「あたしとも遊んで!」とアピールしまくり。結局大好きなヒモ遊びにしばらく付き合うことに。朝起きてから自分のことができるまで、かなり時間がかかるなあ。
結局今日も「純喫茶トルンカ」の三作目の赤入れの続き。結構早めに終わったので、ジムに行って大量の汗を流して満足。

2024.07.28 Sun.
夏休みの宿題は最終日にやる子供
今日も朝から夢であってほしいと思うほどの猛暑。そんな中、うちのジウさん(オス猫、13歳)が今日も散歩に連れて行けと言って譲らず。
仕方なく日陰だけを一緒に歩いて帰ってくると涼しい家に入るなり、ドテッと横倒しになって暑かったというリアクション。こちらを一瞥してくるその目は、「こんな暑い日に散歩なんて付き合わせるなよ」とどこか非難めいて見えるのは気のせいだろうか。行きたがったのはそっちじゃん。
その後、今日は「純喫茶トルンカ」の3作目のゲラの赤入れ。実は出版社からはだいぶ前に校正ゲラを送ってもらっていたのだが、しばらく放置してあった。けど、締切が本気で迫っているのでようやく重い腰をあげて作業を開始。思えば、子供の頃も夏休みの宿題は8月31日に必死なってやる子だった。
とはいえ、赤入れは必要最低限だけ入れた。以前は、少しでも作品をよくしようとゲラも必死に直していたものだが、それは悪あがきだったと今となっては思う。自分は心を尽くして原稿を書いたのだから、あとは修正の必要な誤字脱字とかをきちんと直すだけでいいと思うようになった。というか、開き直るようになった。
おかげで、以前はこのゲラ作業をする度に心がゴリゴリとかき氷機の氷のように削られまくっていたが、そんなこともなく淡々と作業をこなすことができた。完璧主義みたいなのは、手放すに限ると思った。そんなこといいつつ、期日ギリギリまで見なかったフリをする悪癖は治っていないのだけど。
というわけで、それなりに仕事をした1日だった。
明日も暑いんだろうな。それでもジウは散歩に行きたがるのだろう。連れていくのはいいけど、非難めいた目をするのはやめてほしい。
2024.07.10 Wed.
今日の戦利品
ガチャガチャで当てた子。
小首を傾げているのがかわいい。
うちの子は誰もこのポーズしてくれないな。

2024.07.01 Mon.
攻撃的な人
世の中には攻撃的なタイプの人というのがそれなりにいて、生きていると遭遇してしまうことがけっこうあります。今までの人生を振り返ってみると、こういうタイプの人にずいぶんと出会ったもんだ、という気がします。
そして、僕の人となりを知っている人は察しがつくと思うのですが、こういう攻撃性のある人がとにかく大の苦手でして。今までの人生で人間関係でつまずく時って、だいたいこの手のタイプと関わってしまったときです。
攻撃的な人と一口に言っても、いろんなタイプがいます。最初からもうすでに臨戦態勢で喧嘩腰だったり嫌味を言ってくる人はわかりやすいけれど、言葉の端々に毒を込めてくる人とかもいます。そういう人とは話しているときには気づかないけれど、あとで別れてからすごくげんなりしたりしますね。要するに見分け方としては、「会ったあとでドッと疲れる人」といっていいのだと思います。
そういう人とはわかり合おうとしないで、心の中だけでもピッと明確な線を引いておくのが大事かと。心理的に距離をしっかりとってさえおけば、それほどダメージを喰らわないでもいられます。仕事とか家族とかどうしてもかかわらなければいけない場合は、そういう自衛の心を持つのが大事だと、この年になって学んだ次第です。
でも攻撃的な人って、つまるところ、自分の人生がつまらない人なんですよね。人生を楽しんでいれば、普通は他者にも思いやりの心を持って接することができるものです。人生を楽しんで生きていれば、虚勢を張ったり、自分の方が偉いんだと必死に示したりしないでも、心に余裕があってニコニコしていられるものだから。
そう考えると、そういう人たちが少し気の毒に思えてきます。一生懸命威張ったり相手に皮肉を言ったりしているのも、「助けて」という悲鳴なんだなあと思ってしまったり。本人もそれに気づかずにただ苦しんで生きているわけですね。
つい最近もそういう人に会ったところなので、この人もいつかそのことに気がついて、もっと自分の人生を楽しんで、他者にも愛や思いやりの心で接することができるようになれるといいなあとか勝手にこっそり祈ったりしてしまいました。もちろん直接伝えたりはしないですが。それはそれでややこしいことになりそうですし。
なんにせよ、相手には相手の事情があるんだと思うことで、怒りや憎しみに捉われにくくなりますね。苦手な人でも、相手の立場や気持ちにになってみて、その人がそうしてしまうのにはどんな背景があるのかと想像してみる。それは自分がネガティブな感情を抱かないためにも、大事なことなんじゃないかと思う今日この頃なのでした。

2024.06.27 Thu.
朝からテンションマックス
うちの愛猫トトさん(女の子、3歳)はとにかく元気っ子でして、まあ、家中をいっつも走り回っております。
そんなトトさんは早朝からテンションがマックス。僕が起きると、なぜかそれがスイッチになるらしくて、「うおおお」と叫びながら家中を走り出します。猫タワーを駆け上っていくさまはSASUKEを見ているようです。なんでしょう、気持ち的には
「オトーサンが起きたああ!!!!!ひゃっふう!!!!!」
って感じみたいです。
それもなぜか僕が起きたときだけなんです。妻が起きても、べつにそんなにテンションは上がらない。なので、先に起きてリビングにいた妻がトトさんの超絶テンションぶりを見て、「なに、なんかあったの?」と驚くんですが、
「いや、起きただけ」と僕が答えると、そんなはずないだろという顔で見られます。僕とトトはしょっちゅう二人でどたどた家中で鬼ごっこしたりしているせいで、どうせまた朝から二人でバカなことしてんだろという疑いの目を向けてくるのです。
いや、でも、本当に起きただけなんです。なにしろただベッドから半身起こしただけで、「起きたー!やったー!」って感じでベッドで大騒ぎしだすんだから。
というわけで、今朝も僕の起床に合わせて朝から家中を駆け回ったトトさんです。まあ、元気なのはいいことなのですが、起きただけでそんなにテンションあげられてちょっと困惑しているワタシなのでした。