今日は、珍しく執筆がするすると進んだ。
書ける日は、体の中に一本だけ「透明な管」が通っているみたいで、
そこから言葉が不思議と自然に落ちてくる。
別に気合いを入れたわけでもない。
コーヒーの味が少し良かったとか、
机の上がたまたま片づいていたとか、
そんな程度の理由で、なぜか書けたりする。
書けたときの小さなごほうびは、書き終えたあとの静けさだ。
窓の向こうで風が揺れる音が、いつもより少しだけ優しく聞こえる。
心が解けて行き、なんだか世界に対して優しくなれるような気がする。
もしかしたらこの気持ちを味わいたくて、作家なんて奇妙な仕事をしているのかもしれない。
一人で静かに幸せになれるって、案外とても幸福なことだと思う。
「よし、今日はもう終わりだ」
そう思えるだけで、十分に満たされる。
というわけで、いい日でした!