やぎさわ便り八木沢里志 公式サイト

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僕の頭は通常の人よりおそらく30倍くらいうるさいと思うのですが(当社比)、それが子供の頃からの悩みで、ここ数年はずっと瞑想を習慣にしています。とにかく思考を減らしたい!と思ってのことですが、なかなか思うように減りませんです。

困りますね。でも、たぶん小説家として物語を書けているのは、たぶんこの思考がとにかく多いおかげでもあると思うので、一長一短というか、まあ悪いことばかりではないのでしょうが。

とはいえ、常時うるさいのはいかがなものかと思うわけです。何もご飯食べてるときとか、車の運転してるときとか、映画見てるときとかくらい静かにしてくれたっていいじゃないですか。

瞑想のおかげで前よりはだいぶ減ってきて、暮らしやすくなりましたが。本当に子供の頃はもう、自分の思考が止まらないことでちょっとノイローゼ気味だったので。周りからはおとなしくて口数の少ない子と思われていたようですが、いや、頭の中がうるさすぎて、人と喋ってる余裕がなかっただけです。

まあ、それはさておき。最近ちょっと発見をしたのです。なんと、人間は息を止めている間は考え事ができないということに!なんか当たり前すぎることの気もしますが、 自分には相当画期的な発見です。

今まで瞑想中も息を吸ってすぐに吐き出していたのを、吸ってから2秒ほどクッと止めてみる。それから息を吐き出す。たったそれだけのことなのだけど、その2秒間は思考が完全に止まるのを実感できます。しかも毎呼吸止めるので、思考が断片的になって、そもそも頭がだいぶ静かになるという。

いや、すごい発見。40年以上の悩みが、だいぶ軽減されました。そうか、瞑想において呼吸法もやっぱりすごく大事なんですね。ずっと独学でやっていたので、いまさらそんな基本的なことをひしひしと感じております。

なんにせよ、思考が止まらない、とか、最近悩み事が多くてつらい、という方はぜひ試してみてほしいです。人間の思考の9割は無駄だって話しだし、いっそ止めとくべきだと思うのですよ。

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