やぎさわ便り八木沢里志 公式サイト

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あー、もう4月も半ばになるのかあ。本当に最近は月日の流れるのが早くて困ります。

僕なんてなんだかぼんやりしているうちに、気がつけば新しい季節がきていたりする。このままぼんやりしているうちに、おじいさんになっていそうな気がします。

でも、ぼんやりするの好きだから、まあそれはそれでいいかなあと。「あれ、もういつの間にか俺、じーさんだぞ。あれもしてない、これもしてない。でもまあ、いいか。人生そんなもんさ」と笑って老後を過ごすのもオツなものじゃないかと。

そんなわけで今日も昼間に近所の公園で、ぼんやり桜を見てきました(スマホを持っていかないので写真はない)。うちの近所はまだ満開に近い桜が残っていて、ピンク色の花びらを散らしていました。

いやあ、なんと美しい光景。「ずっと見ていられるなあ」と、あてもなく風に飛んでいく花びらたちを時間も忘れて愛でていました。そんなことしてるから、時間があっという間に過ぎていくのだけどね。

でも、幸せってそんなものでいいんだと思うんですよね。何かとてもつもない幸運が訪れなくても、これといって推しとかがいなくても、桜をぼんやり見ているだけで幸せ。素朴な幸せを感じれらることこそ、実は生きる上で最強なんじゃないかと思うのです。

勝った負けたばかりの世の中やネットの情報にばかり夢中になっていると、素朴な幸せを味わうことって難しくなってしまうから。

だからこそ、ただ身の周りにある小さな幸せに意識を向けて、素朴な幸せをぼんやり味わって生きていきたいなあ、と。

そういう人生でありたいとふと思った今日でした。

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