やっと!やっと!長いことお待たせしていた『純喫茶トルンカ』の3作目が無事書き終わりました!
本当に長いことお待たせしてしまいましたが、なるべく早くお届けできるようにと思っております。現在は、絶賛推敲中です。一応、これで最終巻のつもりで自分では書きました。
というか、主人公を変えていくスタイルで書いたこの作品、もうとりあえず全員書いたかなという感じで、さすがにネタがないのです。
というわけで、以前から要望の声が多かった立花マスターのお話もしっかり入っています。
マスターにはこんな過去があったのか!と驚いていただければと思います。僕も知りませんでした(笑)だいたいいつも書きながら、話も考えていくので。そういうわけで、「へえ。マスターってこんな人だったんですね」といろいろ知ることができて楽しかったです。残り二つのお話の主人公も、楽しみにしていただければと思います。
さて、この『純喫茶トルンカ』シリーズですが、実は全米とイギリスで英訳出版されることが決まっております。来年くらいには1巻目が出るのではないかという感じです。
オファーをいただいて嬉しかったのと共に、「欧米の人に『純喫茶』の雰囲気って伝わるんだろうか」ともいう懸念も。向こうでは基本カフェでしょうし、僕の拙い描写で純喫茶という日本独特の文化が伝わればいいのですが。
願わくば、純喫茶に興味を持ってもらって、日本に純喫茶めぐりをしに来てくれる海外の方が増えたりしたらうれしいです。ぜひ谷中にトルンカを探しに行ってみたりしてもらえれば、なおうれしいですね。
いや、実際にはトルンカは存在しないので、探したところでないのですが。日本の人情あふれる下町の商店街の雰囲気を味わってもらって、「こんなところにトルンカはあるのね!」と思っていただければな。と。
とりあえず、日本のみなさまには3作目のトルンカを楽しみにしていただけたらと思います。
僕も書店に並ぶのが今から楽しみです(気が早いね)