夜、書斎のヒーターをつけたら、
ジウがどこからともなく現れて、すっと前に座った。
その姿があまりにも当然みたいで、こちらの方が「すみません、どうぞ」と言いたくなる。
しばらくすると、ジウの横に、トトも来た。
冬のはじまりは、猫たちの「集会」が増える季節だ。
ただじっと熱を浴びているだけなのに、
二匹は何か深刻な会議をしているように見える。
「本日の議題:ヒーターとの最適距離」
そんな字幕が浮かび上がりそう。
猫の冬は、静かで、あたたかくて、どこか人間より賢い。
その輪の中に、そっと混ざりたくなる。
でも、混ざると2匹とも去っていくという悲しさよ。