風が強い日。洗濯ものを干しながら、ふと、「風って見えないのに偉大だな」と思った。
シャツもタオルも、風に運ばれて、ぴんと背筋を伸ばしている。誰にも褒められないのに、ちゃんと乾いて、また清潔な顔をして戻ってくる。
人も、きっと同じかもしれない。見えない風に、いつも少しずつ動かされている。
誰かの言葉とか、通りすぎた季節とか。ささいなことが、自分をまたちょっと乾かして、整えてくれる。
それを、今日の洗濯ものから学んだ。おかげで僕も、ほんの少し、しゃんとしたのです。