ジウさんはアレルギー持ちなので、しょっちょう目が腫れてしまいます。最近は掻きむしって余計にひどくなってしまって、せっかくの美男子が台無しになってしまったので、病院でストロイドを出してもらってきました。飲ませたら、腫れもだいぶ引いたようです。

ステロイドは効きが強いし人間と同じで猫も副作用があるので、飲ませるのを躊躇していたのですが、あまりに痒そうだったので、しばらくは飲ませて、まずこの痒みと腫れをおさえてみようと思います。もちろんジウさんの体調管理も忘れずにね!
話は変わるけれど新年早々、「やっぱり関わる人や仕事は選ばないとダメだよなあ」という経験がありました。
数ヶ月前にホームページ上に来たインタビューの依頼だったのですが、最初から嫌な予感がしていたんですよ。メールの文面が不躾で横柄で、無償でのお願いとありながら、どこか上から目線という。
あまり興味の持てない企画だったのもあり、最初は断ろうとしたのですが、きっとこの方には大義があり、自分がそれに少しでもお役に立てるならばと思い直して、善意でインタビューに応じたのです。が、やっぱり話しても、「う〜ん」という感じ。
そもそも僕の作品を読んでないか、読んだけど好きでなかったのか、話していてもまるで噛み合わず、途中から「一体なんのために作品の話をししてるんだろう?」と内心バカらしく思っていたのです。
しかもそこにはこちらにはなんの予告もなく同席者がいたのですが、その方にいたっては無気力感丸出しで、「よほど僕の話がつまらないんだなあ」とこっちが申し訳なく思ってしまうほどで……。
結局その後、長いこと相手側から音沙汰なし(その時点で普通はありえない)。これはもう企画がなくなったのだなと内心安堵していたら、今日何事もなかったかのように突然連絡してきて、記事の進行状況などの説明は一切なしに、こちらに顔写真を送ってと要求だけしてきまして… …。
さすがにこれはないなと思って、少し強めの返信。すると、こちらを慮る気一切なし、むしろ強気な返信を相手がしてきたので、その時点でインタビューの掲載はお断りしました。なぜ自分がお願いしてる立場だということを、そして、こちらが掲載されなくても一向に構わないと思っていると想像できないのだろう?
取材される側が自分のために貴重な時間を割いて応じていることへの、感謝の気持ちもなし。インタビュアーとして以前に、人間としての姿勢がそもそもよろしくない。
そういうわけで、新年早々いろいろ思い知らされた一件でした。最初から直感では「これはまずそうだな」とわかっていたのに引き受けて勝手に不愉快な気持ちになっているのだから世話ないです、はい。自分も悪かった。
善意の心を持つことをいつも大事にしているつもりだけれど、ふさわしくない人間にまで善意の気持ちで接する必要なんてないのかも。
そういえば、年始に引いたおみくじの「商売」のところには「損得よく考えるべし」と書いてあったんです。本当にそうだ、今年は受けたくないと思った依頼、自分に損になる予感のするものまで受けるのはやめよう!やっぱり直感は正しい!と思いました。
とはいえ、お仕事で関わらせてもらっている方の大半は、しっかりして信頼できる方ばかり。むしろ僕の方が圧倒的に常識がない気がするので(もともと世間の常識に疎いから小説家なんてやってるというのもある)そんな自分が「この人は非常識だ!」と思うケースって本当に稀。そういう人は方々でトラブル起こすし、そのうち誰からも相手にされなくなるんでしょうが。
なんにせよ、人生短いし、失礼だったり話の通じない人の相手をする時間なんてもったいないですね。気をつけます。
皆さんもお気をつけて。