やぎさわ便り八木沢里志 公式サイト

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昨日はとっても暖かかったのに、今日は一気に寒さが逆戻りの1日でした。

僕の住む関東某所では午後からぼた雪が降っていました。ジムでランニングマシンで走りながら、窓の外でしんしんと降る雪を眺めながら、「美しいなあ」と見惚れてしまいました。まあ、積もったりしていないので、呑気にそんなことを言えるのですが。

ところで人間を一番窮屈にしてしまう考え方ってなんでしょう?今日はずっとそんなことを考えていました。

僕が思うに、「失敗したくない。恥をかきたくない」という思いを持って生きることじゃないかなと。

この気持ちがあると、人生で何か新しいことをはじめるのが億劫になるし、チャレンジ精神も失われて、生きていることを楽しめなくなってしまう気がします。そして最近は、この思考を持っている人がすごく多い気がします。

まあ、僕も偉そうなことは言えず、無意識に失敗を恐れたり恥をかきたくないと思ってしまうことがあります。でもそういうとき、本当に窮屈で自分で自分の人生を選んでいる気がしなくなってしまうのですね。

僕の場合、やっぱり「いい作品を書きたい。人からつまらないと言われる作品は書きたくない」と創作のときに思いやすいです。でも、この思考に囚われているときは、創作そのものをまったく楽しめていないし、書くスピードも圧倒的に落ちます。つまり、何もいいことないんですよね。

だからよく自分に言い聞かせるのは、「失敗してもいいし、むしろ嬉しい」「恥をかけて嬉しい」という言葉です。失敗や恥を恐れる潜在意識に失敗も恥もぜんぜん悪いことじゃないと刷り込ませることで、その窮屈さから解放されていく気がします。

まあ、こういう刷り込みは1日2日で効果が出るものではないので、毎日言い続けることが大切になってきます。僕は執筆中は本当にしょっちゅう「失敗恐れているモード」に突入してしまうので、それこそその度にやるわけです。

創作だけでなくても、人生全てに言えることなんじゃないかなあと思います。失敗や恥を恐れていると人生が停滞してしまって、自分が何をしたいかわからなくなってしまいます。そういうわけで、「失敗してもいいし、恥をかいてもいい」と心で思うことはすごく大切なことだと思うわけなのでした。

というわけで、今日も寝る前に心にくり返しつぶやくことにします。

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