やぎさわ便り八木沢里志 公式サイト

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体調もほぼ復活したので、久しぶりに昼からはジムに行ってきました。

やっぱり家で書き物仕事してるだけだと、心と体のバランスが非常に悪いですね。この1週間、体調が悪いのもあるけれど、体を使っていないので気分がすごく落ち込みやすかった。

でも運動したらスッキリ!気分も前向きになって、体にも充足感が。人間って実はすごく単純にできてるんだよなあ、とこういう時に実感します。ちょっと汗を流せば、それだけで気分は簡単にととのう。

あと、右脳が活発になるので仕事にもとてもいい効果がある。頭でああだこうだ考えていて突破口がないなら、もう諦めて運動して頭をからっぽにして、ひらめきを待つべきだな、と思います。

そんなジム帰りに、近くの定食屋さんに行ったのだけど、そのお店がスマホでの注文方法に変わっていたんです。最近はそういうお店増えていますし、まあ時代の流れだなあと思ったわけです。

でもね、僕と妻が入ったあとに年配のご夫婦がきたのだけど、その方たちがスマホでの注文方法をわからなかったようで。だから店員さんに「普通に注文していいですか?」とすごく丁寧に聞いたのに、店員のいかにもマニュアル人間といったにいちゃんがあからさまに冷たい対応だったんですね。

そんなのってないよな、と隣で見ていて胸が痛くなりました。そりゃあ年配者でわからないお客さんが出てくるのは、スマホ注文に変えた時に当然お店での想定されたでしょう。そもそも定食屋だから年配の方がよくくるお店だし。それなのに、そんな塩対応するし、おそらくマニュアルにもわからない人のための注意書きとかがきっとないんだなあ、とがっかりしてしまいました。

日本もこれからあらゆることが便利になったり簡略化されていったりするのだろうけれど、誰かを切り捨てた上でそれがなされるような国にはなってほしくないものです。そんなことをしみじみ思いました。

ちなみにそのあとも、ロボットが注文した定食を運んできて、これにもお二人はまごついてしまっていたのだけど、ちょうどお店に入ってきた別のお客さんが通りがけに自然にサポートしてことなきを得ていました。慌ててお礼を言うお二人に「大丈夫ですよ、わかりにくいですもんねえ」なんてサポートしてあげた女性の方が笑顔で受け答えしていました。

世界は優しさで回った方が素敵ですね。

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