書斎の窓際のモンステラが、また少し葉を広げた。多分自分が普段、ちゃんと見ていないのだろう。久しぶりにちゃんと見ると、とんでもない急成長をしていることがある。まるで“今だ”と決めていたかのように。
植物には「間」がある。何も起きていないように見える時間に、きっとなにかが育っている。人間が焦っているときほど、彼らは静かにしている気がする。
伸びた葉を見て、僕も少し背筋を伸ばす。急がないのに、ちゃんと進んでいる。それって、案外すごいことだなと思う。