今日はとてもあたたかい一日でした。
こんな日は、散歩に限る。ということで、昼過ぎから長い散歩に出ました。
僕は散歩に行くと、だいたい10キロくらい歩きます。と人に言うと、「そんなに歩けるもの?」とか「ストイックですね」と言われたりするのだけど、全然そんなことはなく、ゆったりしたペースでぼちぼち歩くだけなので、あんまり疲れることもありません。
歩くことの素晴らしさって、個人的には思考の整理ができるところですね。家でああだこうだ考えているよりも、歩きながら考えてる方がポジティブに考えられるし、なんなら悩んでいたことや怒っていたことも、「そんなに大したことじゃないなあ」とちょっと違った視野で見ることができます。
頭だけで考えていると、どうしても視野が狭くなってしまいがちなことも、パッと開かれていくような感じ。そして「なーんだ、深刻ぶってたけど全然大したことないなあ」と思えたり、ただ空の美しさや頬にあたる風の冷たさなんかに意識を向けていると、そもそも悩み事なんてなくなってしまったり。
僕は長いこと、メンタル不調で苦しんだ時期があるのだけど、その時は本当に毎日のように歩いていました。歩きながら、ボロボロ泣いたりしたりもよくしていました。道行く人からしたら、ちょっと怖かったかもしれない。
でも、それは確実に自分の癒しの時間になってくれた気がします。歩いていれば、いずれ必ずどこかに辿り着けます。それだけでも歩かないでじっと悩んでいるよりも、ずっと意味のあることのような気がします。
というわけで、今日も歩いてきました。最近は以前のようにあまり大きな苦しみや悩みもなく、ただただ、いい気分で歩くことが多いです。
そんなふうにいい気分で歩けることって、本当はすごく幸運なことなのだと思います。普通に暮らしていると忘れてしまうけれど、でも当たり前じゃない。だから感謝は忘れないように。
そんな心持ちで、これからもたくさん歩こうと思います。